【ネタバレ注意】ダンガンロンパV3 最終章について【vita版】
この記事は本編に関する非常に重大なネタバレを含んでおります。
本編を未プレイの方は校則により閲覧を禁止しており、これを破った場合キツイお仕置きが待っているので、十分に注意してください。
そして、どうか最後まで目を通して頂ければ幸いで御座います。
がっかりだよ!
俺達のダンガンロンパはどこいったんだよ!
絶望と戦うんじゃないのかよ!ハッピーエンドで終わるんじゃないのかよ!
希望は前に進むんじゃないのかよ!
ほーんとこんなにメタメタな展開が待ち受けてるなんて思わなかったよねー
今までの章全否定じゃん
というかダンガンロンパ全否定じゃん
こんなのってないよねーせっかく今まで出てきた伏線やらなんやらをきちんと考察して、このゲームに隠された謎を暴いてやるって息巻いてたのに
そのために毎回ブログも書いて自分の考えをまとめて真相が暴かれるのを今か今かと待ってたっていうのにさー
まさか全部無意味だったなんてね…
あんだけ必死に文章を書いた時間も、考えた時間も全部無意味…
うわああああああああああん!
ショックでもうダンガンロンパどころか他のゲームまでできなくなっちゃうじゃんか。どう責任取ってくれるのかな。
とにかく
俺はもう、ダンガンロンパには期待しないからね
ま、嘘だけどねー
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お見苦しい茶番をお見せしてしまい申し訳ございません。
ここからは割りかし真面目にダンガンロンパV3という作品について、僕が導き出した結論を書いていきたいと思います。
NEW DANGANRONPA Ⅴ3 完走編
「世界は"嘘"で変わる」
最終章について(首謀者発覚~EDまで)
僕の今までのブログを御覧になった方も、この記事しか見てないという方もいらっしゃると思いますが、ご覧の通り私は、ゲームや漫画やアニメの登場人物にすぐに影響されてしまいます。
こういうミステリー物?で、最原が探偵ということもあり、それなら最初から全部推理してやろうかと息巻いたり、百田の強引でがむしゃらな程の生き様にどこか憧れ惹かれたり、王馬のその周り全てを欺くほどの嘘の付き方に感心したり、死んでいくキャラ達に本気で悲しんだり、ハルマキちゃんかわいいと思ったり。
いわゆる感情移入が強いタイプですね。
もちろん感情移入の仕方は作品によります。上記のように、キャラクターの一つ一つの動向に一喜一憂することもあれば、そうではなく、そのキャラを含め全体的な世界観に対して只々感動したり、それはその時により様々です。
つまりなにが言いたいかというと、自分はそういったフィクション作品から、教訓とか生き方とか価値観とか、そういったものを常に得ようとしているわけです。大袈裟に言えば、ある作品で人生観が大きく変わったなんて言うこともあるんです。
しかしそれらの作品も、言ってしまえば全てが嘘なんです。
フィクション。存在しない物。現実には起こり得ない事。
ゲームもアニメも漫画も映画も小説も全て、誰かの手によって作られ、そして誰かの目によって見られる為の物でしか無いのです。
そして多くの人はこう言うでしょう。「たかがフィクションなんだから」と。「フィクションに対して真面目に捉えても無意味だ」と。
ダンガンロンパV3の最終章は、そんな考え方に対するアンチテーゼ、フィクションに対する捉え方を、もう一度考えさせるような作りになっていると僕は思いました。
最終章で流れた視聴者の反応はもちろん私達を表しています。
あそこに流れているものは正にダンガンロンパをプレイ中の私達の反応そのものです。
対して最原達フィクションの存在は、私たちに対して懸命に自分たちの存在を訴え掛けます。
その時、貴方達はなにを感じましたか?
フィクションである彼らに対しどう思いましたか。
それが私達のフィクションに対しての考え方その物なのです。
彼らに対し、本気で同情し、本気でコロシアイを終わらせたいと願いましたか?
それとも、わけのわからない展開だと揶揄し、所詮フィクションはフィクションだと揶揄しましたか?
それぞれの感じ方は、最終章をプレイした人の数だけあると思います。
それこそ、この記事の冒頭が嘘でなくなったという人もきっといます。
そしてそれらは全て間違いではありません。貴方のその考えは、紛れもない貴方の真実なのですから。その考えを否定できるものは誰もいません。
その後最原達は、自らの意志で外の世界である我々と立ち向かい、そして世界を変えます。
これは、前半で私が言ったように、フィクション作品が与える自分たちへの影響というものがモロに表されています。
たとえフィクションだろうと、たとえ嘘だろうと、その嘘の言葉から生まれた思いは決して蔑ろに出来ない真実。
正に嘘から出た真というやつです。
最終章は、V3のテーマである嘘と真実という物を見事に体現しているのです。
そしてその最終章に対して、多数の批判があるのは当然のことだと思います。
だって、最終章はダンガンロンパというゲームとして成立してないのだから。
大袈裟に言えば、今回のダンガンロンパというゲームは首謀者が明らかになる所で終わりなのです。
そしてその後の最終章は、V3のテーマの体現でしかありません。
だから、その後の最終章は単純な面白い、面白くないという基準で図ることは、私は不可能だと思います。
またこのV3にはもう一つのテーマがあると自分は考えています。
それは「生きる事」です。
今までの章を通して、キャラクターたちは必死に生きるという事を訴えてきました。
制作チームは最終章を通して伝えたかったのだと思います。
自分たちの作ったキャラクター達は、魂を宿していると。
そしてそのキャラクター達の思いは、現実をも変えられると。
フィクションに対して思う想いは、決して軽いものではない。
それは正しき真実だと。
最終章は何を表したかったのか。
それは、フィクションという物の存在意義。
たとえ嘘の存在でも、それを思う気持ちは本物だということです。
それが最終的な僕の結論です。
で、つまりなにが言いたいのと思われるでしょうが、お前の言ってることてんで的外れだと思われているでしょうが、
とにかく一番伝えたかったことは、僕はダンガンロンパV3が好きだという事です。
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本当はダンガンロンパV3全体のシステムとかゲーム性とか、最終的なキャラクター像というのを文面化したかったのですが、あまりにも最終章が衝撃的な内容で、今までのものがすべて吹っ飛んでしまったので、とにかくこの最終章というものが何を表したかったのか、と言うことを自分の中で一度整理したくて、このような記事になりました。
なにが言いたいのかわからず全体的にとっ散らかって、的外れも甚だしい事この上ない内容ですが、僕の中でこう思いたいという内容ですので、ご容赦下さい。
結局エピローグでは、あの世界が本当に嘘だったのかそうでないかということはプレイヤーに委ねられています。
なにが嘘でなにが真実なのか、それは自分たちが決めればいい。
百田解斗の言うとおり、何を信じたいかは自分が決める。それが一番だと思います。
だから私は彼らが望んでコロシアイに参加したとは信じませんし、希望ヶ峰学園も、77期生達も、きっとあの世界に存在していると信じています。
そして、僕の最も主張したかったこと、それは
春川魔姫ちゃんは存在している!
それでは僕はおまけモードでまだまだ存分にこのゲームを楽しみます。気が向けばまだ書けていない他のことについての記事も書きます。
ここまで拝見していただき、誠にありがとうございました。