銀河の最果て

僕の僕による僕の為の記録

【音で紡がれる】ゼルダの伝説30周年記念コンサート京都公演 振り返り感想【伝説のシンフォニー】

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2017年02/15追記

ものすごく今更感があるのですが、本日ゼルダ30週年記念コンサートのCD&DVDが発売されました!

こちらは初回限定盤

ゼルダの伝説 30周年記念コンサート【初回数量限定生産盤】【豪華BOX仕様(CD2枚組+DVD)】

 

こちらは通常版となります

ゼルダの伝説 30周年記念コンサート【通常盤】

 

もちろん私も大分前に予約しております。届くのは明日ですが…

コンサートに行けなかったという人は勿論、私のようにコンサートに行ったが、もう一度あの曲を、あの感動を味わいたいという方は是非是非ご購入下さい!

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昨日ゼルダの伝説30周年を記念したコンサートに行ってまいりました。

 

いや~ほんっっっっっっっとうに良かった!

 

もうなんというか、到底言葉では言い表せない程の思いが今も溢れ出て留まりません。

開演中は正直鳥肌が立ちっぱなしで、少し涙ぐむ場面も多々ありました。

もう色々と一生の思い出になる程素晴らしい出来事でしたが、少しでもこの思いを他のゼルダファン伝えたいというのと、この興奮を少しでも残しておきたいということで、今回は少しだけコンサートについて振り返ろうと思います。

ちなみに自分は前回のムジュラ3D発売記念コンサートをニコニコ生放送で視聴しており、その頃から是非生で聴きたいと考えていました。その念願の思いが今年いよいよ果たされるということで、テンションは最高潮でした。

 

曲の演目等、コンサート内容についてのネタバレがありますので、そういうのが気になる方は今すぐに時の歌でお戻りを。

 

 

 

公演前

まずはコンサート前に行われた限定グッズ先行販売についてです。

自分は「まあ10分前ぐらいにつけばいいでしょう」などという甘い考えのまま行ったところ、なんと既に長蛇の列が。こういったイベントには行ったことがないためまずここで驚きました。自分が並んだあともどんどんと人が並んでたので、ほんと早めに来て良かったと思います。

そしていよいよ自分の番が巡ってきて

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無事、グッズをゲットできました!

内訳としては、コンサートで販売してる限定グッズ全てと、関連グッズの風タクリンクとゼルダのぬいぐるみです。限定グッズに関しては最初からすべて購入すると決めてはいたのですが、ぬいぐるみに関しては会場に着いてから判明したので迷ったのですが、せっかくなので購入しました。

 

パンフレット

中身は演奏者の紹介と演目リストと詳細、そして近藤浩治氏始め多くのスタッフの方々のコメントが乗っており、大変読み応えのある内容になっていると思います。

 

Tシャツ

黒のTシャツと灰色のTシャツの二枚です。

黒はカラーとなっており灰色の方はモノクロとなっております。日常的には正直着づらいデザインですが、部屋着にいいんじゃないでしょうか。

 

木製小物入れ

今回のコンサートのロゴがプリントされてる小物入れ、といよりペン立て。

既に今も脇の方に置いてます。

 

ラバーキーチェーン

ラバーキーチェーンと聞くと鍵とかに付けるくらいの小さいのを想像していたのですが、こいつが想像以上にでかい。結構付けるものを考えないといけませんね。

 

限定グッズに関してはこんな所です。どれも素晴らしい一品となっていて、特にパンフレットはファンならば一見の価値があると思うので今度コンサートに行かれる方がもしいたら是非ご購入を検討して頂ければと思います。(回し者ではない)

 

なお今回の物販では袋にはいれずにそのままグッズを渡されたので、次回の物販に行く予定の方は何かグッズを入れる袋をご用意することを推奨します。

 

さて、グッズを購入して一息つき、いよいよ公演が始まる時間に。

気持ちがどんどん高ぶっていき、いざメインホールへ。

 

会場内にて

会場に入り、自分は三階のバルコニー席だったのですが、そこから周りを見渡すと大勢の人が見えて、思わず某ジブリの大佐のセリフがよぎりました。この大量にいる人々の全てがゼルダファンということを考えると、ゼルダという作品は本当に多くの方に愛されているのだなと感慨深い気持ちになりました。

また待っている最中に演奏者の方々が音合わせをしていたのですが、そこでもどこかで聞いたことのあるフレーズが度々流れ、自分のテンションは上がりっぱなしでした。

そして席を間違えてるというアホ極まりないトラブルを経て、いよいよ待ちに待った30周年記念コンサートが幕を開けます。

 

 

コンサート振り返り

公演の中で特に印象に残った出来事や曲を紹介していきます。

 

第一部

1.ハイラル

会場中に響く拍手に包まれながら演奏者の方々、そして指揮者の竹本さんがご登場し、コンサートはスタートします。一曲目はハイラル城のテーマ。こういったコンサートに行く機会というのはほとんどないので、その音にまず感動。ゼルダの曲がここまで荘厳に演奏されているということに、得も言われぬ思いがこみ上げてきました。

 

そして一曲目が終わり、司会のお姉さんが出てきます。とてもいい声の方なんですが何分三階席の為顔がよく見えず、しかしながらどこかで見たことが…?と思っていたところ、なんとゼルダ好きでお馴染みの声優 青木瑠璃子さんで、驚きました。青木さんは去年のニコニコ生放送の際に、とてもゼルダ愛の深いファンの方という印象だったので、その人がこの記念すべき舞台に司会として立っているという事実が、一ゼルダファンの僕としても嬉しい気持ちがありました。

 

そして早速ゲストの登場。一体誰が出てくるのだろうと考える中、司会の方の紹介により、もしかすると…?という人が浮かんできて、そして出てきたのが

 

なんとあの宮本茂氏です。

 

これには凄い驚きとともに凄く歓喜しました。まさかあの宮本茂氏を生で見れるなんて。会場もあの方とわかるや否やざわざわとざわめき始めていました。この方が出てきた瞬間、思わず「ゴッドマーーーン!ゴッドマーーーーーーーン!」と叫んでしまいそうになりました。

その気持ちはなんとか心の中に押し留めて、話に耳を澄ませます。

宮本茂氏は今日、プール帰りに自転車で会場に来たそうです。思わず笑ってしまいました。

そこで青森から来たという方と会われたとか、その方が羨ましい…

そして会場の人はどこから来たのかという話になり、多くの方は本州、それ以外にも北海道や四国、九州からという人も。そして驚いたのが、海外からわざわざ来たという、生粋のゼルダファンの方がいらっしゃり、ゼルダというゲームは海外でも非常に人気が高い作品だと改めてわかりました。

 

2.ゼルダ姫のテーマ 3.風のタクトメドレー

宮本さんのご登壇が終わり、コンサートは再開されます。

次はゼルダ姫のテーマと風タクメドレー。

風タクメドレーはスカウォの限定版のオケCDにも収録されていましたが、やはり好きです。海上フィールドBGMを生オーケストラで聴けて本当に満足でした。

 

4.組曲オカリナメドレー

来ました!前回のムジュラコンサートでもありましたが、楽器の紹介も兼ねたオカリナメドレーです。

時オカ・ムジュラでのあの曲がそれぞれの楽器の音色で奏でられ、そして最後には全ての楽器を合わせたサリアの歌。

この一つ一つの音が、最終的にすべて重なる構成が本当に好きで、この曲が生で聴けて本当に良かったです。本当に感無量です。

 

5.ボス戦闘曲メドレー

 時オカの中ボス戦闘曲に始まり、次に恐竜系ボス戦闘。この曲はボス戦の中でも上位で好きです。そしてあのチキチキも。ちゃんとチキチキ言ってました。

 

6.神々のトライフォース2トライフォース三銃士メドレー

今回、神トラのみのメドレーはなく、神トラ2と三銃士合わせてのメドレーです。

その為神トラの曲が少なくなってしまったのが非常に残念です。また神トラメドレーの闇の世界の曲の時の入りが非常に好きだったのですがそれもなかったです。これはぜひ生で聴きたかったのですが、また次の機会に期待します。

 

さてこのあたりで再び特別ゲストの登場です。登壇したのが

ヒゲのおじさんこと青沼英二氏です。

この日は土曜日だったのですが、なんと休日を振り返り新作の制作に勤しんでいたようで、本社から出向いてくれたようです。「自分ここにいていいんですかねw」と言っていました。

そして新作のブレワイリンクについて「あの青い服は、風タクリンクの青い服と同じです」と言った発言をしております。また物語上でも重大な意味があるので、それはぜひご自身でプレイして確かめてくださいということらしいです。

 

そして第一部最後の曲としてスカイウォードソードのスタッフロールの曲が演奏されました。スカウォの曲ってオーケストラでは女神の唄以外演奏されてないイメージなんですが、ほかの曲もぜひ演奏して欲しいですね。

 

こうして第一部が終わり、20分間の休憩を挟んで、第二部へと移行します。

 

第二部

 
1.ゼルダの伝説30周年シンフォニー

20分の休憩後、再び公演開始。

そして今回、自分が一番歓喜したのがこの曲です。

なんとなんとなんと!あの夢を見る島の曲が!!!

今までのオーケストラでも2Dゼルダの曲は演奏されなかったのですが、今回ついにこの30周年シンフォニーで演奏されてました!

まず風のさかなのワンフレーズから始まり、ゼルダを知らない方でもスマブラの神殿の曲としてよく知られているリンクの冒険の『神殿』。大地の汽笛のフィールドBGM。クロックタウンに神トラの裏世界と、多くのゼルダファンに支持されてるであろう曲の数々が演奏され、そして次に!あの夢島のタルタル山脈の曲が!生オーケストラで!そして更に夢島のEDで締めという、完全に自分歓喜な構成の演目でした。

なぜここまで夢島に興奮しているかというと、自分が人生で一番初めにやったゼルダが夢を見る島で、これにはものすごく思い入れがあるからです。本当に聴けて良かった…!

 

2.ゼルダの伝説小品組曲 3.ゲルドの谷

小品組曲というのは、ゼルダのちょっとした効果音やファンファーレがオーケストラで演奏されるという演目です。ゼルダの伝説はそのSEもやはりキャッチーなものが多く、演奏中も「あ、あの効果音だ!」とか「これどこの音だったっけ…?」とか考え込み、考えている間にも次の曲が始まるので、一体どの曲が入っていたのかというのは恥ずかしながら全ては把握しておりません。もし全てわかった!という方がいれば、その方は非常に深いゼルダファンの方でしょうね。

 

と曲に聴き惚れる中、再びゲストの登場。次のゲストは

ゼルダ音楽をこの方なくしては語れない!近藤浩治氏です!

近藤さんは、ゼルダの伝説が30周年を迎えたということに対して、時間が経つのはとても早いと。そして時間が経つのは早いと思ったエピソードが二つあるということで。

一つ目は、家の住宅ローンが払い終わったとのことらしいですww

そして二つ目は、おめでたいことに近藤氏の長女がご結婚なさるということで、しかもなんと会場に来ている筈と言っていました。本当におめでたい話です。

 

 

そ して次の演目なんですが、なんと会場に来ている僕達も参加するという、驚きの展開が。更に近藤浩治氏もそれに参加するのですが、本来この公演の為に、25 周年のときに使ったマスターソードを持ってくるという話だったらしいのですが、社内中探し回っても見つからなかったようです。マスターソードは今も任天堂 社内に眠っている…。

その代わりに、近藤氏は風のタクトを持って、近藤氏がタクトを振り上げたのに合わせて、会場に来ている人達で、入場の際に渡されたプログラムシートを使い意思表示をし、それに合わせ演奏が変わるというなんとも驚きの演目となっています。

それでは一体何の曲なのかといいますと

4.時のオカリナ ハイラル平原

そう、あの曲です。一体どういうことかというと、ハイラル平原では通常時、戦闘時、そして静寂時という三種類のBGMが状況に応じて常に絶え間なく変化していき。ゼルダの伝説に対する没頭感がより増すというような構成になっています。(この話は社長が訊く『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』サウンド 篇|ニンテンドー3DS|Nintendoでも紹介されています。

つ まりこの三種類のBGMを、客の反応によって変えていくという、果たしてそんなことが出来るのか!?というような内容ですが、曲が始まり意思表示をするタ イミングになると、会場中の皆さんが一斉にプログラムシートを上げ(もちろん僕も)、会場に来ている客全員が、まさにLinkしているかのような一体感 で、思わず感動してしまいました。会場の客で作る今日この日にしか演奏されない構成ということで、非常に良い体験をしました。

 

5.大妖精のテーマ 6.トワイライトプリンセスメドレー

ここからは再び普通の演奏に戻ります。

大妖精のテーマ、トワプリメドレーと青木さんが紹介したときに「あの妖精の顔が思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか」とおっしゃり、会場も笑いに包まれました。青木さんはこういった小ネタ等を司会の合間に挟んでくれるので、非常に楽しかったです。

そしてトワプリメドレー。トワプリは自分が一番最初にプレイした3Dゼルダということで、また3月にHD版が発売されたということもあって、なかなか思い入れの深い作品です。ハイラル平原のBGMやミドナのテーマがオーケストラで聴けて、感無量でした。

 

そして、ここで最後のゲストの紹介、ここで出てきたのは一部の時にも出てこられた宮本茂氏、そして

ゼルダの伝説の生みの親でもある手塚卓志氏です!

ここではなんと本邦初公開という初代ゼルダの数々の資料が公開されて、古くからゼルダの伝説が好きという方にとっては垂涎ものだったのではないでしょうか。このデータは当時のプログラマーが持っていて、最近になって見つかったそうです。

そして宮本氏曰く、宮本氏が想定して渡したデータ量の半分で手塚氏が初代ゼルダのマップを作った。そこで余ったデータで作られたのが「裏ゼルダ」という、まさか『裏』ゼルダにこんな『裏』があったのかと驚きのトークも展開され、ファンにとって貴重な情報が山盛りの時間となりました。

 

さて、歓喜感動驚愕と素晴らしく幸福な時間もいよいよ終演が近くなって来ました。

最後に演奏されるのは、もちろんこの曲!

7.ゼルダの伝説 メインテーマ

やはりこれを聴かなきゃ終われない!初代ゼルダの全ての始まりであるタイトルBGMに始まり初代ゼルダのフィールド、そして神トラのフィールドという豪華三本建てで、最初はどこか穏やかな雰囲気のメロディーが奏でられ、徐々にテンポがアップしていき、最後には合唱も加えての盛大なフィナーレで、この記念すべきコンサートの最後にふさわしい演奏で、終演となりました。

会場中からの惜しみない拍手が演奏団である京都フィルハーモニー室内合奏団の方々に向けられ、指揮者の竹本さんに続いて続々と演奏者の方が退室していき、もうこの時間も終わりかー早いなーもっと聞きたいなーなんて思いながらも帰る準備をしていたところで、ある人物がなんとピアノに向かっているのです。一体どういうことだと疑問に思っていると、その方による演奏が始まります。

そう!なんとアンコールとして、なんと!なんとなんと!近藤浩治氏によるソロピアノ演奏があったんです!

これにはほんとびっくりしました。確かに前回のコンサートでもアンコール曲はあり、多分今回もあるだろうなーとは思っていましたが、まさか近藤浩治氏のピアノ演奏を生で聴けるなんて、こんな機会は本当に中々ないと思います。凄まじいです。思わずスタンディングオベーションをしてしまいそうでしたが、ぐっと堪えて演奏に集中しました。曲はカカリコ村のBGMからのメインテーマだったと思います。(感動しすぎて記憶が消えてる)そんな素晴らしい演奏が終わり、いよいよ本当に終わりか…としみじみ思っていたところ

 

「最後にもう一曲、聞きたいですよね?」

 

もちろん!

そして、本当のラストの曲が来ます。この演目が発表されたとき、会場中からも歓喜の声が上がり、僕自身も非常に歓喜した覚えがあります。

その演目とは

 

 

ゼルダの伝説 Breath of the Wild

 

そうです!最新作のPVに使われたあの曲です!

正直に言うと、25周年の時にもアンコールとして最新作の女神の唄が演奏されたと知っていたので、今回もあるかなーとは思っていましたが、やはり実際に聴くと感動がひとしおで、喜びに打ち震えました。本当に、来てよかった…!

 

こうして、本当にゼルダコンサートは終焉です。最後に今まで出てきたゲストの方々が出て来られ、そして司会の青木瑠璃子さん、そして指揮の竹本さん含む京都フィルハーモニー室内合唱団一同に対して、会場全体に膨らむ大きな拍手が。そしてご登壇なさった方々が続々と退場し、ゼルダの伝説30周年記念コンサートは終わりました。

 

一ファンとして、感謝してもしきれない思いが今もこの胸に残っています。このコンサートに来れて本当によかった。このゲームが好きで本当に良かった。心の底からそう思います。

唯一心残りなのは、この公演前に耳掃除をしてこなかったことです。ちゃんとまっさらな状態で聞きたかったと心の底からそう思います。

また、今回はお金の都合上A席だったのですが、次回もしコンサートが開催され、行く機会ができたならば、絶対にマスターシートにしたいです。もっといい席でこのコンサートを聴きたい!ピンズセットも欲しかった!

 

 

これで僕のコンサート振り返り感想は終わりです。

最後になりますが、ゼルダの伝説の数多くのスタッフの方々。そしてコンサートに関連する方々。

このような一生に残る思い出のコンサートを創って頂き、本当にありがとうございました!